Heavenly sky-あたしと君に残された日々-





「何か…あったんか?」


そう小首を傾げて聞く日向に、


『べ、別に…』


咄嗟に吐いた嘘は特に意味なんて無い。


…けど言わない方が、聞かない方が良いのかもしれないなんて、対して当たりもしないあたしの直感が珍しく働いたから。


「ふあぁあぁ…そっかぁ?」


これが寝起きで良かったと思う。


…何でか日向は、無駄にカンの良い奴だったりするから。


一緒のように育ってきたのに、こんな所は似て無かったりする。




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