Heavenly sky-あたしと君に残された日々-





記憶が輪郭を現してよみがえった途端、あたしを支配していく胸のざわつき。


日向と知り合い…じゃ無かった。


“友達”らしいショートボブ女。


あたしを可哀想だと言った、焼きそばパン女。


「びっ…くりした、日向くんかぁ」


「おー。何か久しぶりやな」


「うん。…あ、佐藤先生知らん?」


一歩一歩こちらへと足を進めて来る彼女に、日向は体ごと向き直り…


「さぁ?俺が来た時からおらんわ」


彼女も歩みを止める事は無く、あたし達の目の前へとやって来る。





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