Heavenly sky-あたしと君に残された日々-




その笑顔に、また胸がざわつき始める。


細胞の一つ一つが震え始める。


「なぁんや。薬もらいに来たついでにお茶でもしてこって思ったのに」


ベットのすぐ側にあった椅子に腰かけて、微笑んだ彼女の瞳に日向が映り―――…


弧を描いていた唇が、グロスで色っぽく光った。


どうしてこんな時に佐藤先生は留守なんだろう。


どうして屋上じゃなく保健室に来ちゃったんだろう。


こんなマンガみたいな展開、わざわざ用意してくれなくったって良かったのに。




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