Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
「いたっ…」
「あ、ごめん。ちょっと染みるかも…」
「ちょ、もっとはよ言おうや」
「あははっ!ごめんごめん~」
不安定なあたしの感情に、彼女の楽しそうな笑い声が滑車をかける。
日向の笑顔に胸が締め付けられて、段々と二人の姿がぼやけて行く。
ホントはさっきの夢の話、日向に聞いて欲しかった。
怖くて怖くて、日向がどこか遠くに行っちゃうんじゃないかって、不安になった。
けど、夢の事を言えば、あたしが死んだ日の話をすれば、日向が辛そうに俯くから…
―――だからやっぱり聞けない。