Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
ハッとして後ろを振り返ると、そこには優しく笑う壱夜の姿。
『イチ…』
ソファで寝ていたはずなのに、どうしてここにいるんだろう?
銀色の髪が窓から差し込む光に輝き、あたしの目を眩ませる。
「日向、バカだよね」
『え?』
突然のつぶやきに驚いて聞き返せば、彼は「何でもない」とまた笑う。
本当に何でもないって顔して言うけれど、壱夜の言葉にはいつも裏がある気がして、よく惑わされる。
「ねぇ、聞いてる?」