Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
何がそんなに悲しいのか、自分でもよく分からない。
『じゃあ、また明日』
返事も待たずに部屋のドアをすり抜けたあたしの声は、今度こそ完全に震えていた。
この胸の痛みも、苦い感情も、
『……っく…』
どうしてこんなにもあたしを追い詰めるんだろう?
お願いだから、誰か教えて欲しい。
部屋のドアにもたれかかり、そのままずるずると腰を下ろした。
まるでこのドアが、いつの間にかあたしと日向の間に出来てしまった壁のようで。
鳴き声を押さえるのに精一杯だったあたしは、部屋を出て行った後日向が呟いた言葉を到底知らない―――