Heavenly sky-あたしと君に残された日々-




けれど意に反して聞こえて来る会話に、あたしの胸が震えだす。


「けどバカやんねーあの子も。杉山死んじゃうよ?ってちょっと脅しただけでコロっと騙されて」


「さすがバカ女」


「まぁ、お前よりはいい女やろ」


「はぁ!?」


頭がくらくらする。


悪い予感が、あの言葉が駆け巡る。


「暴れん坊やったけどなー。ほんま何回引っかかれて何回殴られたか」


上手く息が出来なくて、心臓が止まりそうに疼く。


どうしてだろう、この場から逃げ出したくてしょうがない。





< 728 / 841 >

この作品をシェア

pagetop