Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
「陽菜ちゃん可哀想になぁ。あんなクズ同然の人間助けるために犠牲になったなんて」
これ以上になく気味の悪い笑みを浮かべる光輝に、悪寒がする。
「…もっと苦しめて欲しかったわ」
「えー十分ちゃう?サドやなぁ、綾子」
ケラケラと笑う光輝と4人に綾子の眉が歪んだ。
つり上がった目元に憎しみのこもった瞳が、キツめに見える彼女の風貌を余計に引き立てる。
「あの女の存在がこの世から消えん限り、弘樹はあたしのもとに帰ってこやん。あの女があたしの弘樹を奪ったんや」