Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
キーンコーン。
退屈な時間の終わりを告げるチャイムが鳴る。
「ふあぁぁぁ~」
大きなあくびを繰り返しながら、この時間一度も開くことなかった教科書を机にしまった。
あー腹減った。
朝学校に来てから寝る事しかしていないのに、どうやらお腹は空くもんらしい。
ただ今、3限終わりの休み時間。
お昼まであと1時間残っている。
「うーわ、あかん。耐えられへん」
けれど俺の胃袋はもうスカスカ。
腹を押さえながら立ち上がると、騒がしい教室を見渡した。