Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
確かに、あたしが見えていない人からすれば、まるでクッションが勝手に動いている怪奇現象みたいだ。
日向の言葉に納得すると、持っていたクッションを離し…
「…って言うか、何しに来たんよっ!」
思い出したように吠えてやると、日向はさぞ当たり前のように言い放った。
「何って…遊びに来たんや」
『………』
何の影も無い日向の笑顔に、言葉は疎か息さえ忘れそう。
少しの時間が流れ、沈黙を破ったのは、『は?』と眉を寄せたあたしだった。