Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
こんなにも辛いなんて、心が痛いなんて。
いっその事出会わなきゃよかったんじゃないかって、そんなこと思ったりもしたけれど。
『…なぁ日向、たぶんうちもめっちゃアホやわ』
―――こんなに愛しい気持ち、嬉しい気持ち、
『だって、やっと気づいたんやもん』
―――日向に出会わなければ知らなかった。
『うち、あんたのことめっちゃ好きや』
言葉にした途端、今まで知らなかった自分の中の気持ちが、一気に弾け飛んだ。
まるで星のようにキラキラと輝く涙が、何故かとても切なくて。
「―――ほんま、どんだけ俺のこと待たせんねん、アホ」
その言葉と、抱きしめられた腕の感触に、
『……おまたせっ』
笑いながら、抱きついた。