Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
『何か、くすぐったいな』
「あ、あほ!こっち向くなって」
『ははっ!日向真っ赤やぁー』
「こら、突っつくなっ」
『照れてんのー?かわいー』
今ここにある全ての幸せを噛み締めて、全ての痛みを受け止める。
きっと今日はあたしにとって最高に幸せで、最高に切ない日。
そっと視線を足元に下げると、もうあまり時間が残されてないことに気がついた。
ふわり、ふわり、少し浮いてるような感覚にこのまま目をつぶってしまいたくなる。
けど、すぐに壱夜の言葉が脳裏によみがえり、あたしの意識は引き戻された。