Heavenly sky-あたしと君に残された日々-





『手ぇ繋いだり、デートしたり』


「……」


『お祭りだって行きたかったし、海だってまた行きたかった』


「……あぁ」


『…まだ日向とやりたいこといっぱいあった』


「……俺も」


『…っ…もっと生きたかった』


「……っ」


『……もっともっと生きたかったっ』


切なくて、苦しくて、どうしたらいいのか分からない。


最期にちゃんと日向のことを見ておきたいのに、涙が溢れて歪んで見える。



『日向、ほんまに大好きやった』


―――暖かいとこも、優しいとこも


『死んでも、消えても忘れへん』


―――バカで、アホで、怒ったら手がつけられなくなることも


『絶対うち、生まれ変わってもまた日向に会いに来るから』


―――絶対に忘れたりしやん。だから…


『…だから日向、今を生きて』






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