Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
この3年間、色んな事がありすぎた。
今でも思う。あの49日間は本当に現実だったんだろうかと。
嵐のように俺の心をかき乱しては、あっけなく去っていった。
まるで夢のようで、でも夢じゃなくて。
確かに存在した49日。
「―――なた。おい、聞いてんのか?」
「え?」
「え?じゃねぇよ。こっちなんだろ、陽菜の墓」
「あぁ、わりぃ」
墓前に立ち、陽菜の眠ってるらしいこの場所に花を供える。
怖くて、一度も立つことが出来なかった場所。
今でも思い出すだけで、心臓の奥がざわついて仕方ない。
色褪せることない日々。