Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
『あんた何言うてんの、無理に決まってるやろ』
いきなりだったのにもかかわらず、その言葉の返事に困らなかったのは“不可能”という文字が頭に浮かんだから。
どう考えてもあたしは幽霊な訳で、幽霊がお弁当を作る……なんて馬鹿げた話聞いた事無い。
だけど日向の表情は「お構いなし」とでも言うかのようで、
『日向…?』
何故かあたしの手にクッションを握らせた日向は、楽しそうに笑った。