Heavenly sky-あたしと君に残された日々-






明日からも、また作って行けるんや。


何がそこまで嬉しいのかって、聞かれたら答えられる自信なんてないけれど…


そう思うと嬉しくて、自然と日向に抱き着く力が強くなる。


頭にそっと手が触れて、こうして優しく撫でてくれるのは昔から変わらない。


「陽菜」


『ん?』


不意に耳元で呼ばれ、体を離すと――…


“ちゅっ”と軽く音が鳴り響き、触れた日向の唇は直ぐにあたしの頬から離れた。







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