Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
日向は何でか女の子を引き付けるし、当たってない事もない。…けれど。
あたしだって、幼なじみとは言えど立派な女の子だ。
でも…じゃあ、うちは?
今まで作って来てあれやけど、うちのは断らへんわけ?
「陽菜、暑い」
『あぁ…ごめん』
すっかり離れるのも忘れて考えに耽っていたあたしに、日向の声が届く。
『…う〜ん』
それから離れたあたしは、また考えた。