ACID RAIN

まさかとは思っていたが、父は水槽を抱えて来た。
1メートルはあろうかそいつはそいつには小さい水槽の中を泳いでいた。体をくねらせながら。
体と言っていいのか、茎と言えばいいかわからないが、そいつは生きていた。動いていた。

そいつが跳ね、水しぶきが僕にかかる。

しょっぱい。
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