カ ケ ラ ノ セ カ イ
伽凛「中途半端に聞いてごめん…私もわからない…」

隼人「…そっか…ごめん…」

俺はむねぐらを離した。

伽凛は確かに人をいけにえにはさらさない子だろう…

伽凛は…伽嫩が死んだ時…伽嫩の死体の隣で…泣いてたんだから…

そして俺にその時だけ見えてるのがわかったら『伽嫩を…次の世界では助けて…』みたいなこと言ってたしな…

んっ?次の世界?

隼人「次の世界って…?」

伽凛はそれを伝えたかったと言うかのような真剣な目になった。

伽凛「…あの…この世界には…………」

俺は変なタイミングで目が覚めた…

俺は自分のタイミングの悪さを呪った。
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