カ ケ ラ ノ セ カ イ
でも嵬はいつもの冷めた目で外を見ていた。

俺は嵬に話し掛けた。

隼人「…なぁ…?守るって言ってた人が死んでも辛くないのか?そんないつもの冷めた目してるけど…」

嵬に言った瞬間に嵬は俺を睨み、俺のむねぐらを掴んで叫んだ。

嵬「辛くないはずがないでしょうずっと一緒にいた人が殺されたんですよ君は空気が読めないんですかそういう奴を初めて見ましたよ」

隼人「…ごめん…空気読めないこと言って…」

めったに切れない嵬が…切れた。

真驪亞「…嵬の気持ちはわかるのです…真驪亞も…真羅亞と重ねて言われたら怒るのです…」

佑朔「…僕もです…」

隼人「……無責任なこと言って…ごめん…」

もう…みんなは病んできてるんだ…

次は俺かもしれないって恐怖に…潰されてるんだ…

犯人が憎い…。

隼人「…伽嫩と真羅亞と美紅琉を…返してくれ…」

真驪亞「真驪亞も…返してほしいのです…」

嵬「…僕も返してほしい…返してほしい…」

佑朔「…僕達の…仲間を…返して下さい…」
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