カ ケ ラ ノ セ カ イ
佑朔「…ここです…」

森のしげみの中を書き分け出てきた地下へ続く扉があった…拷問場…

佑朔「…あけますよ…?」

隼人「…あぁ…」

佑朔はそこの扉を開けた…

開けた途端に臭った…

伽嫩の死体があったところと同じような臭い…

でもこっちの方が臭いが強烈だった…

隼人「…死体の臭い…?」

佑朔は静かに頷き…

佑朔「…死体の臭いです…ここは昔…人魚にいけにえを捧げる為…罪人をここでいけにえとして殺していたんです…三年前までは…」

隼人「…三年前…案外時代が近いの話しなんだな…」

佑朔「…はい…祟りが起きはじめたのも…いけにえシステムを終わらせた一年後…祟りが起きはじめました…」

佑朔と俺は拷問場というところに続く階段を降りていた…

佑朔「…そして…僕達がいけにえに選ばれた…」

隼人「…そっか…」

気がつくと殺し道具がたくさんあるところについていた…

死体の臭いは…もっと強烈だった
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