カ ケ ラ ノ セ カ イ
バラバラにされた真羅亞がいた…

真羅亞の近くの壁は爪で引っ掻いた後がたくさんあった…

隼人「真羅亞…真羅亞…真羅亞ーーー…」

真羅亞は絶対バラバラに切断される時痛くて痛くて壁を引っ掻いたんだ…っとわかったのだった…

俺は真羅亞を一目見ると泣いてしまった…

絶対辛かったんだ…

いけにえとして選ばれたから…こんな痛い思いをして死んだんだ…

真羅亞の苦しさが伝わって来た。

真驪亞…いや…真驪亞本人が聞いたら絶対泣き崩れると思った…

佑朔は悲しそうな顔をしてバラバラにされ、死んだ真羅亞から目を逸らしていた…

…沈黙が続いた…

聞こえるのは…佑朔と俺の泣く声…

そんな佑朔が口を開いた…

佑朔「あの…僕…本当は真羅亞さんが好きだったんです…だから…真驪亞さんについて行ったんです…そしたら…真羅亞さんも一緒にいてくれると思ったから…」

隼人「…そっか…」
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