〜空と海の物語〜
ある日,空はいつも以上に悲しみ,泣いていました。


『大丈夫だよ。』

『僕が傍に居るよ。』


海がいくら言ってもその声は,遠く離れる空には届きませんでした。


海は空を助けられない自分が悔しくて仕方ありませんでした。


とうとう海も泣き出してしまいました。


その時,厚く覆われた雲の間から一筋の光が降り注ぎました。


泣き出した海を見て,空が顔を出してくれたのです。


その時,色とりどりの橋が海と空を繋いだのです。
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