社長のご指名
でも―――――…
「一目惚れって外見だけって事じゃないですか。私は中身を見て欲しいんです。」
「自分勝手ね。外見だけじゃ嫌だと、中身を見て欲しいと言った?」
「………言ってないです。」
「だから自分勝手なのよ。貴女も外見で判断してるじゃない。それに一目惚れしたんならその場で告白されてもおかしくない。初対面で告白されたわけじゃないんでしょ?」
「はい。何度か会って……。」
「撮影の時に思ったわ。紗衣ちゃんも社長さんになついてる。社長さんも紗衣ちゃんを気に入ってる。章菜に好きになってもらう為の演技かもしれない。けど、そんな器用な人間には見えないわ。」
海堂社長は、紗衣を凄く可愛がってくれる。
一緒に遊んだり、理解の難しい話だって聞いてくれてる。
「社長さんを知ろうとしたの?知ろうとしないまま断った。けど、社長さんは諦めないと言った。それは貴女を知りたいからじゃないの?」
「一目惚れって外見だけって事じゃないですか。私は中身を見て欲しいんです。」
「自分勝手ね。外見だけじゃ嫌だと、中身を見て欲しいと言った?」
「………言ってないです。」
「だから自分勝手なのよ。貴女も外見で判断してるじゃない。それに一目惚れしたんならその場で告白されてもおかしくない。初対面で告白されたわけじゃないんでしょ?」
「はい。何度か会って……。」
「撮影の時に思ったわ。紗衣ちゃんも社長さんになついてる。社長さんも紗衣ちゃんを気に入ってる。章菜に好きになってもらう為の演技かもしれない。けど、そんな器用な人間には見えないわ。」
海堂社長は、紗衣を凄く可愛がってくれる。
一緒に遊んだり、理解の難しい話だって聞いてくれてる。
「社長さんを知ろうとしたの?知ろうとしないまま断った。けど、社長さんは諦めないと言った。それは貴女を知りたいからじゃないの?」