社長のご指名
「ままぁ……だーじょぶ?」
「………ん……っ。」
うんって言いたいのに、涙が邪魔して声にならず何度も頷いた。
『紗衣ちゃんへ。』
「う?」
名前を呼ばれた事に反応して、不思議がりながら画面を見つめる紗衣。
『紗衣ちゃんは今何歳かな?それよりも初めましての方が先だね。初めまして、永家修一です。紗衣ちゃんのパパです。
紗衣ちゃんには、3つお願いがあります。1つ、いつも笑顔でいる事。パパが空から見守ってるから、悲しい事があったら空を見て笑ってね。2つ、ママはとっても寂しがり屋で泣き虫なんだ。だから紗衣ちゃんがママに毎日大好きって言ってあげて。3つ、今のパパとママと仲良く暮らして下さい。紗衣………大好きだよ。』
紗衣にはまだ理解出来ないけど、修一の記憶は残るはず。
「ままぁ…ぱぱなの?」
画面に写る修一を指差し首を傾げて聞いてくる。
「………ん……っ。」
うんって言いたいのに、涙が邪魔して声にならず何度も頷いた。
『紗衣ちゃんへ。』
「う?」
名前を呼ばれた事に反応して、不思議がりながら画面を見つめる紗衣。
『紗衣ちゃんは今何歳かな?それよりも初めましての方が先だね。初めまして、永家修一です。紗衣ちゃんのパパです。
紗衣ちゃんには、3つお願いがあります。1つ、いつも笑顔でいる事。パパが空から見守ってるから、悲しい事があったら空を見て笑ってね。2つ、ママはとっても寂しがり屋で泣き虫なんだ。だから紗衣ちゃんがママに毎日大好きって言ってあげて。3つ、今のパパとママと仲良く暮らして下さい。紗衣………大好きだよ。』
紗衣にはまだ理解出来ないけど、修一の記憶は残るはず。
「ままぁ…ぱぱなの?」
画面に写る修一を指差し首を傾げて聞いてくる。