ひとりがさみしいなら
「ごめん・・・萌香。
私もう死のうとしない・・・。
だけど・・・!
でも、あんなに報道陣いっぱいいるし!!
やっぱり私死んだほうが―――――」


「馬鹿っっ!!!!!!!!!」


・・・なんだろうこれ

あったか・・・い・・・


あ・・・!

「ちょ、何抱きついてんの!?」

「死んだって、何の意味もないんだよ・・・!!」


私 もう 限界


「・・・ねぇ萌香。
私あなたがいなかったら、こんな事言えなかったと思うわ」


「・・・え・・・」

・・・




「私、報道陣にしっかり言うわ。
“新聞に書いてあった事は全て事実です”って・・・。
それで・・・芸能界引退する」




「・・・え・・・!?
引・・・退・・・??」




だってそれしかないわよ。

「だから・・・行ってくるね」
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