ひとりがさみしいなら
次の日。

「あ、池田!」
あたしは寿々ちゃんに会って好みを探る事にした。
「つ、司くん!!」

「あ、こいつ、僕の友達の南萌香―――
って知ってるよな、女優だし」

司の微妙な紹介に合わせて、あたしも礼をする。


「えーもえぴーだぁ!!!
可愛いー!!!
あ、握手してもらってもいいですか!?」


え。
・・・寿々ちゃんのほうが可愛いよ。
なんて言ったら怒るかな。


とりあえずあたしは寿々ちゃんと握手した。
綺麗な手だった・・・。

「わぁ・・・ありがとうございます!」

笑顔がすごく可愛いし。

そんなこと思ってる隙に、寿々ちゃんの口が動いた。




「あ・・・あの、司くん。
今ここで言うのもおかしいですけど・・・
告白の返事、聞いてもいいでしょうか・・・?」






ええ

えええ!!!
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