ひとりがさみしいなら

「あ、寿々!!!」


取り込み中にもかかわらず、いきなり話しかけてきたのは・・・

・・・寿々ちゃんと瓜二つな女の子。


「み、澪(みお)!
何して・・・」

「澪だって司の事好きだもん!!
譲れないよ!!」


―――――え???

寿々ちゃんと・・・澪ちゃん?って・・・


「もしかして、寿々ちゃんと澪ちゃんって双子・・・?」

「はい!」
「うん!」


えー・・・。
えと、おしとやかなほうが寿々ちゃんで。
元気系なほうが・・・澪ちゃん。

しかし似てるなー・・・2人とも可愛い。


あたしは小さな声で司に耳打ちした。
「ちょっと司!
顔まったく同じじゃん!」
「あぁ・・・まぁな」
まぁなぢゃねぇよ!!!!!!


「あ゛ーッッッ!!!
司とベタベタしちゃ駄目ーえ!!!｣


いきなり澪ちゃんが突っ込んできた。

「たとえ相手が芸能人であろうと、澪は司を守り抜くよ!!!｣

おぉ・・・男前～♥(笑)

「あ、安心して。
あたしたち、そーいう感情ないから」

「「・・・そーなんだ」」

寿々ちゃんと澪ちゃんは声を合わせてホッとした表情だった。

2人とも・・・可愛すぎる。