続・特等席はアナタの隣。
「……ああ?」

振り返るとそこには……。



げ。モカの兄貴だ。



「何だてめぇ。そのあからさまに嫌そうな顔は」

「……いえ、別に」

自然と顔が歪んでしまう。


一体何なんだ…?直接俺の所に来るなんて…。


モカを連れ去られた以来だ。こうして接触するのは。モカは何も言ってなかったから、おそらく兄貴が勝手に動いてんだろう。

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