続・特等席はアナタの隣。

第三章〜新しい出会い〜

「また邪魔されたの!?黒崎もつくづくツイてないわね〜！」

お昼休憩の時間、麻美に昨日の出来事を報告していた。

「もう…超緊張したんだから」


結局昨日は、和泉君とお兄さんと私と、3人で私が作った夕食を食べた。

和泉君はかなりキレまくっていたけど、お兄さんも譲らず、奇妙な食事会みたいになってしまった。



「で？黒崎兄はどうだった？やっぱりすごいの？」

「そりゃあもう…。さすがお兄さんって感じ。あんなに恐ろしい和泉君を軽くあしらうの」

「へえ〜。無敵の黒崎も兄貴には勝てないみたいね」


ご飯を食べながら、麻美がケラケラ笑っていた。