続・特等席はアナタの隣。
「で?やっぱり格好よかった?」

「うん、和泉君とよく似てた。和泉君もあと数年したらこんな感じになるのかと思ったら、なんか照れちゃった」


ま、でも性格は全然違ったけど。

お兄さんは終始ニコニコと笑顔を振りまいていた。

女の子の前ではいつもこうだと言ってたくらいだし、和泉君と正反対だ。きっとああいう人をプレイボーイって言うんだろう。


こうして麻美にお兄さんのことを話していたその時、ちょうど和泉君から電話が入ってきた。


< 80 / 387 >

この作品をシェア

pagetop