続・特等席はアナタの隣。
「お母さん、どうしたの?」

そういえば、早く帰ってきたのはお母さんに言われてたからだ。

リビングのソファーに座りながら聞くと、お母さんは近所の地図を持ってきた。


「……何?」

「モカ、ちょっとバイトしてくれない?どうせ暇でしょ?」

「え?バイト?」


確かにサークルも入ってないし、何もバイトしていない。暇すぎて、実は何か始めたいと考えていたところだ。


「何のバイト?」

「家庭教師」

「えぇっ!?家庭教師!?」

そんなバイト、私につとまらないよ!!
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