裏切り恋愛
朝食を食べ終えて、用意をした実由は

「行ってきます!」

と大きな声で元気良く言って家を飛び出した。

すぐそこの角を曲がったところにある、まだシャッターの閉まったままの駄菓子屋の前で待っている、舞に手を振る。

「おっはよ♪実由」
「おはよ舞!」
「朝から元気いいね?」
「えへへっ!」

他愛ない会話をしながら学校へ行く。
家から学校へは約十分程度。
学校はすぐ見えている。

「おはよー実由ちゃん、舞ちゃん」

クラスメイトが走り去りながら言ってきた。

「おはよー」

二人は快く返事をする。



――学校に着いた。

「おっはよぉー♪」

元気良く挨拶しながら教室に入る舞。
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