裏切り恋愛
分からないけど、きっと、昔のこととか、関係なしに好きなんだ。
昔も今もずっと変わらない、あたしの気持ち……圭斗はもう興味ないよね?重くて……ごめんなさい。

実由は胸がきゅうっと苦しくなるのを感じた。
それに気づかないフリをして……舞達との他愛ない会話に没頭した。



――放課後。

「おーマックだマック♪」

部活も無事に終えて、実由達はマックへ向かう。

「何食べる?」
「んーポテトとー……」
「おい」

張り切る三人に詰め寄るひとりの声。
三人は振り返った。


「圭斗!?」
「わわっ……」

実由の顔が一気に赤くなっていく。
コウが圭斗に微笑んで、

「一緒に行くんだろ?」

そう言った。

「……仕方ねぇな」

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