ロンド
……相変わらず態度が違いすぎる……。
「っつーことだから、さっさと降りて来いよ」
そう言って廊下に出た蘭くんを追って、あたしも一階へ行った。
リビングには料理が並べられていて、暁さんが黙々と食べていた。
「おはようございます、暁さん」
暁さんはもう制服に着替えていて、ちょっぴり寂しかった。
「おはよう……なんだその哀れんだ目は」
「いえ、その、ねぇ?」
またクマちゃんパジャマが見れるかもしれないって期待してたんだもん。
「大体の想像はつくよなぁ?」
「あれはお袋が作ったんだ!」
「服飾関係の仕事してるんだよ。はい亀井さん、ここに座ってね」
蓮くんは椅子を一つ引いてくれた。
「あ、ありがとう」