ロンド
セイカツ
藍がいない『生活』。
藍にとって、それは『生活』と言えるのだろうか?
確かに生きてはいる。
ただ、目が覚めないだけ。
『呪い』を受けたものから受けた『呪い』。
みんなの言う『呪い』と、蓮くんの言う『呪い』は違うらしい。
どっちにしてもあたしはそれを受け入れざるを得ない。
何がどう変わろうと、変わらまいと、藍は戻ってこないことは変わらない。
『生活』とは言い難いセイカツを送っている藍。
そして、藍のいないあたしの『生活』。
それはさみしくて、悔しくて。
でも周りはほとんど変わらない。
変わらないことにいら立っていた。