ロンド


なんて奴だ、由季渡。

強引にもほどがある!!


「ご飯は?」


あたしは由季渡に聞いた。


「飯?あぁ、ない」

「買えよ」

「なんだよつめてぇな、南波。今金ねーし、昼はリョウたちから貰おうと思ってたからねーの。亀それ手料理?」


あたしの持っていたお弁当をどうやら狙っているらしい由季渡。


「だから、あげないってば。購買行ってきなよ」

「だから金ねーんだって」

「金やるから消えろ」

「え、マジ?南波」


連くんは由季渡にお金を渡して、本当に追い払ってしまった。


「あいつの言ったことは、一切気にしなくていいから」
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