クールな彼女とバカ彼氏
えっ?池島誰だし.

「池島って誰ですか?」

「教室行けばいると思うから行ってこい」

「はあ..」
適当だろ.

最後に1つ大きい声でいう.
「あっ,先生言っときますけど,もみじに手出したら殺しますから」

職員室中の教師が
こっちを見る.
ざまぁ(笑)
そして留目に耳打ち

[わざわざカワイイもみじ選んでんぢゃね-ぞ.下心みえみえなんだよ.ゴ・リ・ラ☆」

モモカンまでくれてやった.ば-かゴリラ.

尚は大きく背伸びをし,教室へ向かった.

――――――
―――


ガラガラ

「あっ!最上!」
誰だよ.ってか呼び捨てかい.

「誰?」

「よろしくね!」
手を握ってくる.ツッコミたい所はたくさんあるけど,一番は...

だから誰だよ(笑)

「あぁはい,よろしく...どちらさまですか?」

「俺,池島光[イケジマヒカル]!よろしくな!」

「…よろしく」

あれ?もしかして朝の茶髪くんか?
全然気づかなかった.

「も-!もっと愛想をっ!」

そんなことを言いながら作業用に机を並べる池島さん.(←知らない男子を呼び捨てするのに抵抗)

...ベタに窓際に向かい合わせですか.

まぁいいけどさ―…
帰りたい.
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