Revenge Of Moon

Level5 暴君トカゲ

ガシャーン!


アタシ達の座るショーウィンドー側の席に、大きなガラスが割れる音を響かせて、何かが飛んで来た。


その正体は若い男性だった。
彼は、飛んで来た衝撃で痛みに呻(うめ)いていた。
彼が飛んで来た軌跡を辿り目をやると…


アタシは凍付いた。


またも、見た事がない生き物がいた。
それはチロルとは違い可愛い感じでは無かった。


何故なら…一言で言うと…


恐竜?


だったから。


その恐竜は高さ3メートルくらいあり、頭から尾まで多分10メートルはあったと思う。


チロルは、まだ恐竜に気がついてない。
アタシは、チロルを連れて逃げようとした!

が…腰が抜けて立てない(泣)
ヒィィ!アタシまだ死にたくない。幸せな家族を作る夢も達成してないのにぃぃぃ(号泣)


グルル…

チロルが、やっと恐竜に気がついた。
恐竜が、何かをチロルに語り出した。


でも、アタシには恐竜の話す言葉が解らない

チロルも、あまり理解してない様子だ。
でも、この2体は間違いなくコミュニケーションを交してる。
絶対に何か関係があるに違いない。


その時だった!
突然、恐竜がスタバ店内にいるチロル目掛け突進して来た。


ショーウィンドーをブチ抜き早く重い突進!チロルは、突然の出来事に戸惑い避けれず突進の餌食になった。


チロルは…店の奥へとフッ飛され見えなくなった。
スタバ店内は、錯乱した客や店員が慌てて逃げだした。


その場にいるのは…


恐竜と、店の奥へとフッ飛され見えなくなったチロル、そして…腰を抜かし立てなくなったアタシ


最悪な状況…あぁ夢なら覚めて(泣)
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