【短】甘々彼女とポーカーフェイス
甘々彼女とポーカーフェイス
学校ポーカーフェイス
「なぁ、大河!このアイドル、どう思う??」
「…さあ?普通じゃね?」
「なんだよー。お前のもろ好みだと思ったのに」
…そうだよ。
このアイドル、本当は俺の好み。
今だって、顔に出そうになったのに。
…俺は世間的に言われる“ポーカーフェイス”を持つ。
ポーカーフェイスって言うのは、自分の感情をあまり顔に出さないような人。
このポーカーフェイスで俺は学校生活を過ごしている。
そんな俺の名前は菊池大河。
都内の高等学校に通う、高校2年生。
今日もいつもみたいに、バカだけど面白い友達と一緒に過ごす。
「なぁ、見ろよこれ。花穂里ちゃんに似てねぇ?」
1人の友達が見せるのは、ある雑誌の一部に載っている、俺らと同じぐらいの年の女。