ボクの1ヶ月間トモダチ
1分ぐらいたって、あかりお姉ちゃんとまきとお兄ちゃんが息をきらし、走ってきた。
「けいとくん、どうしたぁっっ?!」
「・・・鼻血が止まらなくなってるみたいだな。」
「あたし、ティッシュとタオル持ってきますっ!」
「おぉ、頼むわ。」
「まきとお兄ちゃんっ!!」
ボクは何もできず、ただ叫ぶしかなかった。
「たいちくん。大丈夫だから、落ち着いて。」
「・・・うぅ、」
「鼻が痛いのか?」
「っ、タオルっ、持ってきました・・・っ!!」
「ありがとう。」
まきとお兄ちゃんは、そのタオルをけいとくんの鼻にあてた。
だんだん真っ白なタオルが赤色に変わっていった。