ラブ☆ファイト


なっ、何なのいったい?

この男、さっきの休憩時間は周りにクラスの女子を侍らせていたし……。



ハッ!!


慌てて額に手をやる。


いけない、いけない。

考え込んでたらつい、眉間に皺が寄ってしまった。

これじゃせっかくの美人が台無しじゃないの!?



「高宮春菜」

『はいっ!!』


担任に名前を呼ばれ、いつものように張りのある声で応えた。


これも日々の発声練習の賜物ね。


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