ラブ☆ファイト
ゲーム開始 恭也side
入学式の後、校庭に貼り出されたクラス分け表から自分の名前を探す。
俺は……Aクラスか。
わりとすぐに自分の名前を見つけることができた。
まあ、俺様の名前から溢れ出る気品を思えば当然のことだけど。
そして確認しておきたいことがもう一つ。
『フッ……』
クラス分け表に目を走らせて笑った。
高宮春菜も同じクラスか……。
ふん、好都合じゃん。
桜の舞う文字通り花道の中をこれから始まるゲームに胸を躍らせてホームルーム教室へと向かった。