ラブ☆ファイト
ちょっと、アンタ!!
自分が司会進行をするとか言って、私の美声を披露する機会を横取りするんじゃないわよ!!
だいたい、私は他人に命令されるのが大嫌いなの!!
と言うわけにもいかず、
「ええ」
と頷く。
まあいいわ。
硬筆習字初段の私の実力を見せてあげる。
こんなことくらいで私はめげないわ。
とりあえず、チャラい担任(名前を言われた気がしないでもないが、忘れた)が残していったプリントを見ながら役員名を列挙し、各々希望を書かせるという方法を取った。
取ったのだが、早々に問題が発生した。