ラブ☆ファイト
「1学年代表は高宮さんにお願いしようと思う」


YES!!

計算通~り!!


しかし、ここで対応を間違えてはならない。


『学年代表なんて大役、私に務まるでしょうか?』


あくまで控えめに。

ココ重要!!


そんなのホイホイ引き受けて、周囲に反感を持たれては困る。

無駄に敵なんて作ることはない。

たとえその敵が雑兵程度のザコだとしても。

寄り集まって一揆やクーデターを起こされたら厄介だ。



「高宮さん、君以上に相応しい子はいないよ。
判らないことがあったら俺が相談に乗るから、何でも聞いてくれ」


司会の男(生徒会長らしい)の口から発される賞賛の声。


これまた計算通り!!

ついでに都合の悪い時に代表の仕事を代わりにやってもらう当てもできたわね。

さすが私!!


より快適なスクールライフを過ごすためには私の手となり、足となって動く人間(下僕)はできるだけ多い方がいい。


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