同級生
自分のクラスの群に向かう途中、視界に飛び込んだ若林の姿。


和華に『嘘だ!』と言われて以降、若林は魂が抜けたようにひたすらボーッとしている。


黙ったまま若林の肩をポンポンと叩き、クラスの群の中に混ざった。

若林の魂が本当に抜けてしまいそうだから、息を吹き返させる為に俺と人志は必ず肩を叩くようにしていた。



教師の話を聞いた後、各クラス毎にバスへ乗り込みそのまま空港へ。


空港に着いた後、しばらくしてから飛行機に乗り、修学旅行先の沖縄へ向かった。



< 73 / 196 >

この作品をシェア

pagetop