同級生
後ろの方の席で、肘置きを枕代わりにし、眠っている和華の姿。
ゆっくりと和華に歩み寄ると、和華の膝に掛けてあっただろうバスタオルは、足元で力無く丸まり、白く細い太股が露になっていた。
そっとバスタオルを膝に掛け、補助席を静かに倒すと、和華は眠そうに目を擦りながら体を起こした。
「あ、悪い。起きちった?」
「え?なんでこっちのバスに?」
「ん?…寝てたら置いて行かれた!暇だから散歩してたら、菊池が見えたんだ」
「そうなんだ…」
「…なぁ、菊池って彼氏居るん?」
「どうして?」
「ん~、なんとなく?」
「居ないよ」
「そうなんだ…。同じだな…」
小さく呟くように言った後、顔を赤くしながらうつむいている和華の横顔に見とれてしまい、自然と沈黙が訪れた。
「…和華」
「え?」
小さく囁くように言うと、和華は真っ赤な顔をしながら見つめ返し、目を潤ませていた。
ゆっくりと胸が締め付けられ、微弱な電気が体を駆け巡る…
リップを塗っているせいなのか、プルンとした柔らかそうな小さな唇が欲しくてたまらない…
ゆっくりと和華に歩み寄ると、和華の膝に掛けてあっただろうバスタオルは、足元で力無く丸まり、白く細い太股が露になっていた。
そっとバスタオルを膝に掛け、補助席を静かに倒すと、和華は眠そうに目を擦りながら体を起こした。
「あ、悪い。起きちった?」
「え?なんでこっちのバスに?」
「ん?…寝てたら置いて行かれた!暇だから散歩してたら、菊池が見えたんだ」
「そうなんだ…」
「…なぁ、菊池って彼氏居るん?」
「どうして?」
「ん~、なんとなく?」
「居ないよ」
「そうなんだ…。同じだな…」
小さく呟くように言った後、顔を赤くしながらうつむいている和華の横顔に見とれてしまい、自然と沈黙が訪れた。
「…和華」
「え?」
小さく囁くように言うと、和華は真っ赤な顔をしながら見つめ返し、目を潤ませていた。
ゆっくりと胸が締め付けられ、微弱な電気が体を駆け巡る…
リップを塗っているせいなのか、プルンとした柔らかそうな小さな唇が欲しくてたまらない…