同級生
食事を取った後、部屋で和華を待っていたけど、和華が姿を現す事も無く…
目を合わせる事も無く…
迎えてしまった帰宅日。


あれだけ決意した気持ちは、東京に戻ると同時に崩れ落ちた。



………ちょこっと話しただけで終わるとかマジ最悪…



修学旅行以降、学校で和華と会っても、和華は俺と目を合わせようとしない。

そればかりか、和華は一哉達と異様な程仲良くなっていた。


楽しそうに話している和華と一哉を見るだけで、フツフツと怒りが込み上げてくる始末。

試験期間に入ると、和華は一哉と大久保、窪塚と和泉の5人で行動する事が多くなっていた。

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