ビター=いちご%
それから、リビングに連れられた。
目の前にあたしの好きなホットミルクを置かれても、頭の中ゎお母さんの事だけ。
あたしが20歳になったら一緒にお酒飲もぅねって、
あたしが結婚したら1番に祝ってあげるねって、
指切りまでして約束したのに・・・!
ぽたっ・・・ぽた
目からゎ自然に涙がこぼれる。
「お母さんの、嘘つきーっ!」
「お母・・・さん?」
爽香おねぇちゃんゎ首を傾げる。
今、声に出しちゃったのか。
「ゔ・・・ん」
鼻声混じりで言った。
「私ね、お母さん居なぃんだょ」
ふぅっと溜め息をつぃて力なく笑ぅ。
あたしゎ声も出なくて、ただ、爽香おねぇちゃんを見つめるだけ。
「親が離婚したんだぁ」
そして、
「まぁ、もぅ慣れたんだけど」
と付け足した。
「あたしも・・・お母さん、居なぃの」
やっと出せた声。
その声ゎ弱々しく、震ぇていた。
「どぅして・・・?」
「死んじゃったの。・・・お母さんゎ約束破ったの!」
泣きじゃくるあたしを爽香おねぇちゃんゎ優しく抱きしめた。
「私も、分かるから・・・。たくさん、泣ぃてぃぃょ」
涙が枯れる程、泣ぃた。