ビター=いちご%
「私、お母さんっ子だったからさ〜。お母さんが出て行ったって聞ぃた時ゎたくさん泣ぃた気がする」
冷めた牛乳をもぅ一度電子レンジに入れながら言った。
チーンっ
「ぁ、はぃ!どぅぞ」
そぅ言って差し出された小さなコップ。
お母さんも、よくホットミルク作ってくれたっけ。
「次、冷めたらもぅあっためてあげなぃからねーっ!」
べーっと舌を出して笑った爽香おねぇちゃんゎとても、大学生にゎ見ぇなかった。
「飲むもん!」
爽香おねぇちゃんのおかげで元気出た気がする。
立ち直れなぃけど・・・。
ピンポーン
「はーぃっ!」
玄関の方に行く、爽香おねぇちゃんの後を追った。
ガチャっ
「お父さん?」
爽香おねぇちゃんのお父さんの隣にあたしのお父さんが立っていた。
「どぅして?お父さん、出張に行ったんじゃなぃの?」
「あぁ・・・。出張に行ったのゎ事実だけど、今回ゎ国内だったんだ」
ぇ・・・?
「お父さん、海外行くって言ってたじゃん!」
「嘘、つぃた。ごめんなぁ・・・結愛」
うそ・・・。
「あたしに謝らなぃで、お母さんに謝まってょぉ!」
お母さんゎ最後まで、お父さんの事信じてたのに・・・。
「この際だから言ぅけど、お父さん、お母さんが亡くなった日に女の人と会ったんだ」
「関係ナイ者が口出しするのゎアレですけど。それって前から交際してた人なんですか?」
爽香おねぇちゃんゎ少し怒っている様にも見ぇた。
「はぃ・・・。自分の愛人です」
あたしゎ1人、大人の会話につぃていけなかった。
「もぅ、結構です。今日の所ゎお引きとり下さぃ」
「ぇ・・・ちょ・・「ガチャン」